ニキビってつまりは皮脂が毛穴につまった状態です

ニキビとは、正式には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれ、皮脂が過剰に分泌されてしまったか、毛穴の出口が厚くなって皮脂が詰まって出られなくなって炎症を起こしている状態。これはれっきとした皮膚の病気です。

 

ニキビの原因

ニキビができる原因は、皮膚が厚くなる角質肥厚と過剰な皮脂分泌です。

 

女性 ニキビ

 

角質肥厚の原因

 皮膚の最上部にある角層(角質層)は、0.02mmしかなく食品用のラップくらいの厚さです。その角層が汚れが溜まったままで放置したり、ターンオーバーの乱れで厚く硬くなってきて毛穴の出口を塞ぐと、皮脂が正常に外に分泌されずに毛穴の中に溜まった状態になります。
やがて溜まった皮脂は酸化し、それを餌にするアクネ菌が増殖して炎症を起こしてニキビが発生するのです。

 

 アクネ菌は、毛穴の在住菌の1つで思春期以降の年齢の人は、100%と言っていいほどほぼ全員の皮膚にいる菌。本来は肌の表面のphを弱酸性に保つ働きをしており、この弱酸性によって肌は雑菌から守られていると言えるのです。よってアクネ菌は悪玉菌だ!というわけではありません。

 

空気を嫌うので毛穴の奥に潜んで暮らし皮脂をエサにしており、余分な皮脂が毛穴や皮脂腺で溜まるとこの皮脂をエサにしてアクネ菌が増えすぎると、炎症を悪化させしまい肌にとって悪い影響を及ぼしてしまうのです。

 

過剰な皮脂分泌が起こる原因は?

皮脂は皮脂腺から分泌されて、肌表面で汗や常在菌の働きによって天然のバリア膜である皮脂膜を作り私たちの肌を紫外線や雑菌から守る働きをしています。

 

その皮脂が正常に肌表面に出ることができずに毛穴の中でつまってしまうと、それをエサにするアクネ菌が増殖して炎症を起こしニキビができます。
ということは、身体の中で皮脂腺が多い部位ほどニキビはできやすく、皮脂腺は毛穴の奥にあるので、毛穴が多く体毛(産毛も含む)が多い部位にニキビができやすいとも言えるのです。

 

皮脂腺=毛穴が多い部位は、顔、胸元、背中。この部分にニキビができやすいのはこのためで、反対に掌や足の裏には皮脂腺=毛穴がないので皮脂は出ずニキビもできないのです。

 

それでは、過剰な皮脂分泌はなぜ起こるのでしょう?
それにはホルモンやストレスが影響しています。

 

● 成長ホルモンの影響
思春期になると成長ホルモンの分泌が盛んになって、特にTゾーンのニキビができやすくなります。

 

● 男性ホルモンの影響
思春期になると男性ホルモンの分泌が盛んになることで、ニキビができやすくなります。男性ホルモンは男性だけでなく女性にも少量は分泌されます。
また、20代後半から30代に多い大人ニキビは、男性ホルモンが増えてホルモンバランスが崩れることが原因。男性ホルモンの栄養が大きいので、男性のヒゲが生える部分に大人ニキビはできやすくなります。

 

● 黄体ホルモンの影響
女性で生理の前になるといつもニキビができるなぁと思っている人が多いと思います。この原因は黄体ホルモン プロゲステロン。女性ホルモンの一つで、生理前に身体がむくんだり、胸が張ったりするのもこの黄体ホルモンの影響です。すでにニキビができていると悪化させるので注意が必要です。

 

● ストレスの影響
ストレスが溜まり、緊張状態が続くと疲労が蓄積、睡眠不足に陥りやすくなります。交感神経優位が続くと自律神経のバランスが崩れ、それによって脳下垂体から副腎皮質ホルモンが分泌されて、副腎皮質から男性ホルモンが多く分泌されるため、ニキビが発生しやすくなります。

 

女性 ニキビ

 

ニキビ対策は角質肥厚と過剰なホルモン分泌を抑制

上記のように、ニキビは角層肥厚とホルモン分泌の影響を受けてできます。

 

思春期といった人間に不可欠な成長段階は避けられませんが、同じように思春期であってもさほどニキビができやすい人とできにくい人がいます。体質の違い−と言ってしまえばそれまでですが、過剰な皮脂が出やすい人も角層肥厚を防げばニキビはできにくくなります。

 

また、角層肥厚はターンオーバーによって起こるので、皮膚の新陳代謝を整え正常なターンオーバーになれば過剰な皮脂が毛穴に溜まりにくくなりニキビを防ぐことができます。

 

ニキビは初期の段階で治そう!

ニキビはその進行度合いで、初期の白ニキビ、黒ニキビ、表面からも炎症がわかる赤ニキビ、さらに悪化して海を持った黄色ニキビ、毛穴の周囲まで炎症が広がった紫ニキビがあり、炎症が真皮層まで及ぶとニキビが治った後、ニキビ痕が残る可能性が高くなります。

 

顔や胸元、背中といった部位は、特に女性にとっては顔は非常に大事ですし、胸元や背中も露出する可能性が高い部位なので、ニキビ跡ができないようにするためには、初期の段階で安易に自己処理するのではなく皮膚科を利用するのがおススメです。

 

 

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